海外安全対策情報 令和元年度第2四半期

令和元年10月16日

1.社会・治安情勢  


  ペルナンブコ州社会防衛局の発表によると,ペルナンブコ州における2018年の凶悪犯罪による殺人件数は対前年比約23%の減少をみたものの,州全体で年間4,170件と,依然日本とは比較にならない高い数値(日本の約4.6倍)となっており,ブラジル国内においても当地の治安の悪さは常に上位である。殺人発生率の高さは,主に麻薬取引とアルコール依存症に関連する犯罪が原因であるが,拳銃を所持している犯罪が多く,銃撃戦に発展する場合があり,住民・通行人が流れ弾に巻き込まれるケースが多々ある。運転マナーも非常に悪く,速度超過や信号無視,運転時の不注意等による交通事故が多発しており,各地で死傷者が出ている。また,通勤・帰宅のピーク時の交通渋滞はブラジル国内で最悪の状況となっており,異常なまでの交通渋滞は不要なトラブルの元にもなっている。
 
  また,レシフェ市及び大都市圏では,携帯電話販売店や薬局店を狙った武装強盗,人通りの多い場所や観光スポット周辺,路線バス,メトロ(郊外電車)車内においても,一般強盗・短時間強盗が多発している。さらに現金輸送車が襲撃される事件も発生している。昼夜を問わず,銃器を使用した犯罪が頻発しており,強盗と警察との銃撃戦で一般市民が被害に遭うケースは少なくなく,十分な注意が必要である。渡航情報(危険情報)※についても,ペルナンブコ州レシフェ大都市圏は「十分注意してください」を継続しており,生活する上で常に間断無き警戒心が必要である。

※当館管轄州では,他にバイア州サルバドール大都市圏とセアラ州フォルタレーザ大都市圏も同様に「十分注意してください」を発出中。
 

2.レシフェ市(ペルナンブコ州含む)における犯罪事例(10月~12月)


(1)10月3日夜,レシフェ市サントアントニオ地区(レシフェの下町)のインデペデンシア公園で,帰宅途中の男性(25歳)が若い男女のカップルに刃物で腕を切りつけられ,携帯電話を奪われた。

(2)10月9日夜,レシフェ市サンジョゼ地区ダンタスバヘート通りで,男性(78歳)が2人組の強盗に刃物で刺され,所持していた現金を奪われた。

(3)10月17日夜,レシフェ市ボアビスタ地区トレーゼデマイオ公園のベンチで男性(31歳)が女性と話をしていたところ,刃物を所持した男が現れ女性のハンドバッグを奪おうとしたので,男性は制止しようとしたが背中を刃物で刺された。

(4)10月18日午後10時頃,レシフェ市インクルジリャーダ地区ベベリベ通りにある薬局店が,客に扮した3人組の強盗に襲われた。強盗らは従業員を拳銃で脅し金庫のある場所へ案内させた。隙を見て逃げた薬局店の客から通報を受けた付近を巡回中の軍警察の警察官が現場へ急行したところ,強盗らは警察官に向かって拳銃を撃ちながら道路へ飛び出し,薬局店の裏手にある空き家に逃げ込んだ。警察官と強盗との間で銃撃戦となり,強盗の1人(年齢不詳)が死亡し,1人(27歳)が負傷し病院で手当てを受けた後に逮捕され,残りの1人は銃撃戦の最中に逃走した。強盗らは38口径のリボルバーと40口径の半自動拳銃を所持していた。

(5)10月22日朝方,レシフェ市バルゼア地区で,私服の文民警察警部補がパン屋で買い物を済ませ自分の車に乗ろうとしたところ,2人組の拳銃強盗に襲われた。同警部補と強盗との間で銃撃戦となり,強盗の1人(20歳)が死亡し,もう1人は逃走した。

(6)11月12日午後,オリンダ市バイホノーボ地区にある民事登録所で利用客の振りをしていた2人組の拳銃強盗が,警備員を銃で脅し腰に下げていた38口径の拳銃を奪って逃げた。

(7)11月25日昼過ぎ,イガラス市ルビナス地区(レシフェ市北方40km)の商店に2人組の強盗が押し入った。店員(男性,21歳)が頭部を拳銃で撃たれ,救急病院に運ばれたが同日午後5時に死亡した。

(8)11月30日夜,レシフェ市アフォガド地区のメトロ・イピランガ駅構内で,警備員が2人組の拳銃強盗に襲われ拳銃を奪われた。

(9)12月3日午後11時過ぎ,レシフェ市ボアビアージェン地区所在のマールホテル内で,酒に酔った宿泊客が仲裁に入ったホテル警備員2人に対し拳銃を発砲し,被弾した同警備員2人は病院へ搬送された。また宿泊客は地上階の駐車場まで降り,出口付近にいた仕事あがりのホテルの料理人に対しても発砲したが弾は外れ,そのままホテルを飛び出し最寄りの路上に停車中の車を強奪し逃走した。

(10)12月8日午後2時頃,レシフェ市ボアビアージェン地区に所在のプラシーニャデボアビアージェン公園前の海水浴場で,家族連れと女性との間でビール代の弁償を巡って口論となり,一旦女性は現金を取りに行くと言って立ち去ったが,男2人(内1人は女性の夫と名乗り,もう1人は文民警察官と自称)を同伴し戻ってきた。再度,家族連れの男性(49歳)と口論となり喧嘩に発展,夫が同男性に殴り倒されたところ,自称文民警察官が拳銃を抜き,同男性の背中と同男性の息子(19歳)の腹部を撃った。犯人らは逃走し,同男性は救急車が到着する前に死亡し,同男性の息子は救急病院に搬送された。

(11)12月13日午後11時頃,カーボデサントアゴスチーニョ市ガイブー海岸のキャンプ場(レシフェ市南方55km)で,若者12人のグループがテントを張ってキャンプファイヤーを囲んでいたところ,数人の拳銃強盗に襲われ全員が携帯電話等の金品を奪われた。
 

3.管轄州における殺人・強盗等凶悪犯罪に係わる事例等(10月~12月)

(1)セアラ州

 10月5日夜,フォルタレーザ市アルデオータ地区サントスドゥモン通りにある銀行の支店のATM機で,男性(会社員,40歳)が現金を引き出した後,近くに停めていた車に戻ったところ,突然3人組の強盗に囲まれた。強盗は車に乗り込み,男性の頭を拳銃で小突いて車を走らせるよう命じた。男性は同市セントロ地区のゴンサルベスレド街とフィウザデポンテス街の交差点で信号待ちとなった際に,隙をみて車から飛び出し,叫びながら助けを求めた。強盗は男性を取り押さえようとしたが,何者かに発砲されたため,共犯者が乗った後続車で逃げ去った。

 10月9日午後,フォルタレーザ市アルデオータ地区で,男性がオートバイに乗ろうとしたところ,2人組の強盗に押し倒され,美容院の給料支払いのために銀行から引き出したばかりの3万レアルが入ったデイパックを奪われた。男性は強盗に拳銃で脅されたため抵抗出来なかった。

 10月12日午後9時頃,フォルタレーザ市モンドゥビン地区で,ピザ宅配員がオートバイで配達先に到着したところ,路上生活者に変装してゴミ漁りをしていた2人組の強盗に拳銃で脅されオートバイを奪われた。

 10月17日午前8時頃,マラカナウ市(フォルタレーザ南南西20km)で,青果市場内にあるサンタンデール銀行に行員が出勤したところ,数人の拳銃強盗が銀行内に侵入し多額の現金を奪って逃走した。

 11月5日午後,フォルタレーザ市エンヒッキジョルジ地区で,印刷店に拳銃強盗(男,28歳)が押し入ったところ,利用客として店内にいた非番の軍警察の警察官と銃の撃ち合いとなった。強盗は足を撃たれ,警察官は胸を撃たれ,両者共に病院へ搬送されたが警察官は死亡した。強盗は手当てを受けた後逮捕されたが,別件(強盗,銃器不法所持)で仮保釈中の身であった。

 11月19日午前,フォルタレーザ市アルデオータ地区フレデリコボルジェス街とマルコスマセド街の交差点で,3人組の拳銃強盗が信号待ちの乗用車を襲ったところ,すぐ後にいた乗用車の中から何者かが強盗3人組に向け銃を連射し,1人が背中を数発撃たれ死亡,他の2人は逃走した。付近の住人によれば3人組は,付近における強盗常習犯であり,強盗に対し銃を発砲した者については不明であった。

 12月19日夜,フォルタレーザ市エジソンケイロス地区にあるショッピングセンター・イグアテミ内の貴金属店で,拳銃強盗が同店の警備員を拳銃で撃ち逃走した。

 12月19日夜,フォルタレーザ市バルジョタ地区ジョゼナポレオン街とバルバリャ街の交差点で,乗用車を運転中の連邦警察官が信号で一時停止したところ,2人組の拳銃強盗に襲われた。同警察官は咄嗟に1人を拳銃で撃ったため,他の1人は自転車で逃走した。

(2)リオグランデドノルテ州

ア 10月7日夜,ナタル市ノーバナタル地区で,自家用車で帰宅した女性が門を開けようとしたところ,3人組の拳銃強盗に車を奪われた。その後,軍警察のパトカーが盗難車を発見し追跡を開始,セアラミリン市コアビ地区(ナタル市北西30km)の私立病院付近で犯人らと銃撃戦となった。犯人の1人は撃たれ,他2人は逃走した。

 10月8日夜,ナタル市ノルデステ地区フェリザルジモウラ通りを走行中の市内バス内で,3人組の強盗が拳銃で乗客を脅し,携帯電話及び金品を奪った。

 10月10日午後7時頃,サンゴンサロドアマランテ市(ナタル市北西12km)で,夜間高校の生徒を乗せて走行中のスクールバスがオートバイと乗用車に分乗した4人組の拳銃強盗に停車させられた。強盗はバスに乗り込み,運転手と生徒達から金品を奪って逃走した。

 10月13日夜,サンジョゼドミピブ市内(ナタル市南方30km)の国道101号線で,アラゴアス州マセイオ市からナタル市に戻る途中の貸し切りバスが,数人からなる拳銃強盗の一団に停車させられた。強盗らはバスの乗客から金品及び荷物を奪って逃走した。

オ 10月14日午前9時30分頃,国道10号線のマラカジャウ海岸方面入口で,散弾銃等で武装した4人組の強盗が,ピックアップトラックをバリケードにし,道路を塞いで観光バスを停車させた。強盗らはバスの乗客から携帯電話及び金品を奪って逃走した。また強盗らは逃走途中でピックアップトラックを乗り捨て,奪った別の車に乗り換え逃走した。

 10月17日午前,ナタル市ノッサセニョーラダアプレゼンタソン地区の停留所からバスに乗った男が,乗客を拳銃で脅して金品を奪い,次の停留所で待機していた共犯の男とオートバイで逃走した。また数分後に同2人組は,ボアソルテ通りの停留所に停車した市内バスを襲い,同様に乗客から金品を奪い逃走した。

 10月20日午前6時30分頃,ナタル市プラナルト地区ハイニャドマール街で,市内バスの乗客に扮した男が,刃物で運転手を脅しバスの売上金を奪って逃走した。

 10月22日夕刻,ナタル市バホベルメーリョ地区のパン店で,2人組の強盗が売上金及び買い物客の携帯電話等を奪って逃走しようとしたところ,客の1人が強盗に向かって発砲した。なお,強盗はそのまま逃走し,銃声に驚いた女性が走って道路を横切った際に車にはねられた。

 11月16日午後12時40分頃,パルナミリン市モンテカステロ地区の飲食店に,5人組の男達が車で乗り付け,内2人が飲食店の前で拳銃を抜いて強盗である旨を告げたところ,店内から何者かが銃を発砲し銃撃戦となり,店の前のテーブルにいた男性客(34歳)が胸に流れ弾を受け死亡した。

 11月16日午前から午後にかけて,ナタル市ノルデステ地区とパルケドスコッケイロ地区一帯で12件に及ぶ連続強盗をはたらいていた2人組が,軍警察に追跡され空き家に逃げ込んだ。強盗2人組は,軍警察に撃たれ病院へ運ばれる途中で死亡した。なお,軍警察は拳銃2丁の他,盗品の携帯電話6台,現金550レアル,腕時計1個,テレビ1台及びノートパソコン1台を押収した。

 11月22日午後,ナタル市カンデラリア地区の国道101号線沿いにあるブラデスコ銀行前で,男女のカップルが2人組(男女)の強盗に現金を奪われそうになり抵抗したため,男性が銃で撃たれ救急病院へ運ばれた。

 11月23日未明,ゴイアニーニャ市(ナタル市南西52km)の郊外で,ペルナンブコ州レシフェからセアラ州フォルタレーザに向かって国道101号線を走行中の長距離バスが,乗客に扮していた5人組の強盗によって進路変更を命ぜられた。バスは国道沿いのサトウキビ畑に入り乗客全員が金品を奪われた。

 11月25日午後8時頃,ナタル市プラナルト地区セナドールカルロスアルベルトデソウザ街で,男性がネット上の個人売買サイトでゲーム機売却の約束をした相手に散弾銃で殺害された。犯人はゲーム機を奪い,被害者が乗っていたオートバイで逃走した。

セ 12月28日午後,ナタル市セントロ地区の洋服店に3人組の拳銃強盗が押し入り,客の1人(軍警察大佐,退役)が強盗に試着室に閉じ込められそうになったので抵抗したところ,胸部を銃で3発撃たれ死亡した。強盗らは逃走したが,内1人は刑務所を仮保釈中で電子足枷を付けていたため,同日マカイバ市(ナタル市西隣)で発見され警察官との銃撃戦で死亡した。

(3)パライーバ州

 10月16日午後,ジョアンペソア市バラドウロ地区にあるブラジル都市鉄道公社ジョアンペソア支社に2人組の強盗が侵入し,警備員から拳銃を奪おうとして撃ち合いとなり,社員1人が流れ弾で足を負傷した。強盗は外で待機していた乗用車で逃走したが,カベデロ市(ジョアンペソア市北隣)の国道230号線で軍警察の検問で逮捕された。

 11月28日午前,ジョアンペソア市バンカリオ地区で,2人組の拳銃強盗事件が発生,通りかかった軍警察パトカーの警察官が制止したところ,強盗と銃撃戦となった。1人が逮捕され,もう1人は近くの連邦大学キャンパスに逃げ込んだが,警官隊に囲まれ逮捕された。

 12月2日午前6時頃,ジョアンペソア市ムスマグロ地区の路上で,男性(26歳)がオートバイ2台に分乗した3人組の拳銃強盗に襲われ,ポケットから携帯電話を取り出そうとしたところ,右肩を拳銃で撃たれた。強盗らは何も盗らずに逃走し,被害者は付近の住民により救急病院へ運ばれた。

(4)アラゴアス州

 10月16日午前4時頃,セルジッペ州アラカジュ発パライーバ州ジョアンペソア行きの長距離バスが,アラゴアス州マレシャルデオドーロ市郊外を走行中,前方を走っていた2台のオートバイの後部座席の男らに銃撃を受け停車させられた。2人の強盗がバスに乗り込み運転手にオートバイの後について行くよう命じ,その間に40人の乗客が金品を奪われた。強盗らはバッハデサンミゲル市のロータリーでバスを降り逃走した。

 11月5日夜,マセイオ市サントスドモン地区で,非番の軍警察伍長(34歳)が2人組の拳銃強盗に襲われ財布と携帯電話を奪われたが,取り返そうとして格闘となり,強盗の拳銃をもぎ取ろうとしたが,右手を2発撃たれた。強盗らは逃走し,被害者は付近の住民により州立総合病院に運ばれ手当てを受けた。

 12月13日午後,マセイオ市サンタルシア地区の民家の前で,2人の若者(17歳と22歳)が立ち話をしていたところ,赤色の乗用車が止まり,車内から出てきた拳銃を所持した男に金品を要求されたが,2人は抵抗したため撃たれた。強盗は何も盗らずに逃走し,被害者2人は救急車で州立総合病院へ運ばれた。


(5)セルジッペ州

 10月16日午後8時30分頃,アラカジュ市アタライア地区のバスターミナルから乗客に紛れ,インドゥストリアル地区行きの市内バスに乗車した3人組の強盗が,アエロポルト地区に差しかかったところで乗客を脅し金品を奪った。乗客の1人(20歳)が抵抗したため,刃物で腕を切りつけられた。

 11月7日夜,アラカジュ市ルジア地区ドゥルシジニス通りの飲食店のテラス席で,男性(33歳)が友人らと誕生日を祝っていたところ,乗用車で乗り付けた強盗に撃たれ死亡した。


(6)バイア州

 10月10日午前8時頃,サルバドール市フェデラソン地区セルジオカルバーリョ街の軽食店に3人組の拳銃強盗が押し入ったところ,客の1人(軍警察警察官)と撃ち合いになり,同警察官の連れの女性が(41歳)が頭部に被弾し死亡した。

 10月18日夜,サルバドール市エンジェーニョデブロタス地区ソラールボアビスタ公園の飲食店で非番の軍警察の警察官2人が数人の拳銃強盗に襲われ撃ち合いとなった。

 10月29日午後5時30分頃,サルバドール市スタラマリス地区でブラジリアから観光で同市を訪れていた女性(22歳)が,カツサバ海岸の砂浜を散歩しようと宿泊先のホテルを出たところ,強盗に襲われ背中を刃物で切りつけられ,携帯電話とサングラスを奪われた。

 10月29日正午前,サルバドール市内のショッピングセンターの貴金属店が,数人の拳銃強盗に襲われたところ,近くにいた非番の軍警察の警察官が不審な様子に気付き,強盗らを制止しょうとしたが,胸部を撃たれ死亡した。

 11月14日午前,サルバドール市ピラジャ地区インドネシア街で,タクシー運転手が客の振りをしていた2人組の強盗に拳銃で殺害された。強盗らはタクシーを奪って逃走したが,国道警察のパトカーが不審な様子に気付き追跡,強盗らはパトカーに向かって発砲した。その後,強盗らの乗った車はガルコス街で反対車線の車と接触し,別の車とも衝突し停車,警察官と撃ち合いの末,強盗の1人が死亡した。

カ 11月15日午後4時過ぎ,サルバドール市イアペ地区の路上で,男性(54歳)が黒色の乗用車に乗った強盗らに声を掛けられ,背負っていたリュックサックを奪われそうになったため,逃げようとしたところ,拳銃で右脇腹を撃たれた。

 11月16日午前8時頃,サルバドール市マーレス地区で,商店主がオートバイに乗った2人組の拳銃強盗に従業員の給料支払いのための現金を奪われた。被害者は自家用車で強盗らが乗ったオートバイを追跡し,車ごとオートバイに体当たりした。強盗らは救急車で病院に運ばれたが1人が片足を切断した。軍警察が商店主の現金を回収し,強盗らの拳銃を押収した。

 12月8日夜,サルバドール市バハ地区アウグストフレデリコシュミド街で,ピザレストランから出てきた男女が拳銃強盗に襲われ,男性(61歳)は携帯電話を,女性はハンドバッグを奪われた。また同男性は顔面を拳銃で撃たれ死亡した。

 12月24日午後2時30分頃,サルバドール市サンクリストバン地区のアイスクリーム店で,客の振りをしていた拳銃強盗が,店内に他の客がいなくなった隙にレジの店員を拳銃で脅し,売上金を奪って逃走した。
 

4.テロ爆弾事件発生状況

 管轄内における当該事件の発生は確認されていない。
 

5.誘拐・脅迫事件発生状況

 管轄内における当該事件の発生は確認されていない。
 

6.対日感情

 対日感情は良好であり,特段の変化は見られない。
 

7.日本企業の安全に係わる諸問題

 管轄内における当該諸問題は発生していない。
 

8.邦人の被害事例

 管轄内における被害の発生は確認されていない。