当館管轄各州における新型コロナウイルス対策(アラゴアス州,ペルナンブコ州,パライーバ州及びセアラ州更新)

令和2年6月1日
 当館管内の以下7州における新型コロナウイルス感染者はセアラ州とペルナンブコ州を中心に引き続き増加しています。こうした状況を受けて,各州及び州都では,不要不急の外出抑制,商業施設の営業休止,学校の休校,マスク着用等,種々の社会的隔離策が実施され,各州とも規制を厳格化してきましたが,今般,一部州では段階的な規制緩和への移行が見受けられます。
 
 6月1日現在における各州(州都)の主な措置は以下の通りです。これらの措置は,感染状況により随時変更される可能性がありますので,在留邦人の皆様におかれては地元の報道等にご注意ください(赤文字が今回追加・更新箇所です)
 
1 バイア州(6月2日まで)※サルバドール市は6月1日まで
(1)ショッピングセンター等の商業施設,スポーツジム,映画館,動物園,飲食店(デリバリーを除くレストラン及びバー等)及び博物館等の閉鎖。※サルバドール市:ショッピングセンター自体は閉鎖継続中も,市の交通当局の許可を取得すれば,12時から20時までドライブスルー方式(注文と決済はネット上で行い,利用客は降車せずに商品を受け取る)で営業は可。
(2)スーパーマーケット,薬局,銀行等の必需業務は営業。
(3)50名以上が集まる各種イベント等の禁止。
(4)大学等の教育機関の閉鎖。
(5)一部公共交通機関の停止。旅客船舶は旅客定員の1/2で運行可能だが,週末は運行停止で一部の航路は全面運航停止。州内の旅客バスの運行は停止(現在,417市の内,171市で実施)。
(6)外出時及び勤務中のマスク着用の義務化(違反者には1,000レアルの罰金)。
(7)通行制限の実施(5月11日より)。
<サルバドール市>
●プラタフォルマ地区,ロバート地区,リベルダーデ地区,ブロッタス地区及びコスメデファリアス地区(継続中)。
●ウルグアイ地区及びマサランドゥーバ地区(5月25日より開始)。
●ペリペリ地区(5月28日より開始)。
・毎日午前7時から午後7時まで。
・同地区の住人又は同地区に勤務先がある者以外の車両による通行を禁止(検問所の設置)。
・徒歩による通行可。
・市内バス及びメトロ(郊外電車)は通常通り運行。
 
2 セルジッペ州(6月1日まで)
(1)ショッピングセンター等の商業施設,美容室,エステサロン,露店,スポーツジム,ホテル,飲食店(デリバリーを除くレストラン及びバー等)及び博物館等の閉鎖。
(2)スーパーマーケット,薬局,銀行等の必需業務は営業。
(3)イベント,集会及び会議の禁止(無期限)。
(4)大学等の教育機関の閉鎖。
(5)一部公共交通機関及び一部船舶運航等の停止。市内バスは立ち乗り禁止。
(6)外出時のマスク着用の義務化。
(7)措置に従わない者に対し注意,罰金及び強制閉鎖を科す。
(8)州内各市が独自の判断で通行制限,駐車禁止,検疫所設置及びロックダウン等の措置強化又は措置緩和が可能。
 
3 アラゴアス州(6月10日まで)
(1)ショッピングセンター等の商業施設,スポーツジム,宗教施設,飲食店(デリバリーを除くレストラン及びバー等)及び博物館等の閉鎖。
(2)スーパーマーケット,薬局,銀行等の必需業務は営業(単独でのみ入店可)。
(3)砂浜,海岸通りの歩道往来の禁止(警察が監視)。
(4)大学等の教育機関の閉鎖。
(5)長距離バスの運行停止,市内バスの立ち乗り禁止。
(6)外出時のマスク着用の義務化。
(7)マセイオ市及びアラピラカ市(マセイオ市西方130km)で外出制限等の規則の徹底及び監視の強化。
 
4 ペルナンブコ州(6月15日まで)
(1)ショッピングセンター等の商業施設,スポーツジム,美容室,飲食店(デリバリ-を除くレストラン及びバー等)及び博物館等の閉鎖。
(2)スーパーマーケット,薬局,銀行等の必需業務は営業(単独でのみ入店可)。
(3)10名以上が集まる会議及びイベント等の禁止。
(4)砂浜,海岸通りの歩道往来の禁止(警察が監視)。
(5)大学等の教育機関の閉鎖(6月30日まで)
(6)一部船舶運航の停止。
(7)フェルナンドデノローニャ島への上陸禁止。
(8)外出時のマスク着用の義務化(外出時,公共施設内,商業施設内,公共交通機関及びバス,タクシー内等)。
(9)新型コロナウイルス感染者と接触のあった者に対し,症状の有無に関わらず14日間の自宅隔離の義務化。
 
 
5 パライーバ州(6月14日まで)
(1)ショッピングセンター等の商業施設,美容室,スポーツジム,飲食店(デリバリーを除くレストラン及びバー等)及び博物館等の閉鎖。
(2)スーパーマーケット,薬局,銀行等の必需業務は営業。
(3)イベント,集会及びデモ行進の禁止。
(4)砂浜への立ち入り禁止(警察が監視)。
(5)大学等の教育機関の閉鎖。
(6)船舶運航の制限。
(7)外出時のマスク着用の義務化(公共及び民間施設内含む。また違反については,バスでは乗客1人につき100レアルの罰金をバス会社に科す)。
(8)州内の旅客バス運行停止及びバスターミナルの閉鎖(20日から31日まで)。
(9)ジョアンペソア市及び同大都市圏の7市(カベデロ,サンタリータ,バイエー,コンデ,カアポラン,アリャンドラ及びピチンブ)での人と車両の往来を制限する交通規制の実施(違反者には刑法による拘留又は罰金が科される可能性有り)。
 
6 リオグランデドノルテ州(6月4日まで)
(1)ショッピングセンター等の商業施設,美容室,スポーツジム,飲食店(デリバリーを除くレストラン及びバー等)及び博物館等の閉鎖。
(2)スーパーマーケット,薬局,銀行等の必需業務は営業(利用客に対するマスク着用を強制)。
(3)100名以上が集まるイベント等の禁止。
(4)大学等の教育機関の閉鎖。
(5)外出時のマスク着用の義務化。営業許可のある法人に対する従業員へのマスク支給の義務化。マンション及びアパートビル内の公共スペース,エレベーター内でのマスク着用の義務化(違反者には5,000から50,000レアルの罰金)。
(6)新型コロナウイルス関連のフェイクニュース発出の罰則化。
(7)砂浜及び海岸への立ち入り禁止(週末のみ)。
 
7 セアラ州
(1)州政府は,感染状況等を考慮しつつ,6月1日より建築や健康関連(眼鏡,美容室等)分野を皮切りに,段階的に産業・商業活動の再開を決定。経済活動の100%再開は7月20日を予定。スーパーマーケット,薬局,銀行等の必需業務は通常通り営業,飲食店はデリバリーのみ営業可。但し,イベント等の禁止及び外出時のマスク着用の義務化は継続される。一部公共交通機関も運休中。
(2)段階的な規制緩和に依って6月1日から7日までに時間制限付きで再開される主な業種は以下の通り。
 ア 商店(10時から16時まで)
 イ 建設及び工業(7時から17時まで)
 ウ サービス業(但し,上記ア及びイの関連業に限る。8時から20時まで)
 エ 行政機関(9時から18時まで)
 オ 美容室等(利用客数は定員の30%まで)
(3)6月8日よりショッピングセンターの再開を予定。スポーツジム,イベント会場,博物間及び大学等の教育機関の再開は7月20日を予定。

(4)フォルタレーザ市における強化措置(6月7日まで)。
 ア 公共及び民間の施設,広場に人が集まることを禁止。
 イ 公共の広場,砂浜及び海岸通りの歩道における人の往来を禁止。
 ウ 新型コロナウイルス陽性又は症状のある者は,自宅又は指定医療機関から出てはならない(違反者は刑法第268条で罰せられる場合がある)。
 エ 必要不可欠な外出以外の禁止(ケイタリング対応の飲食店等の従業員,  病人の付添人,配達業及び法的に許可された業務に従事する者を除く)。
 オ タクシー等の営業車,救急車等の医療機関の車両,警察車両,トラック等の運送用車両以外の通行の禁止。
 カ フォルタレーザ市内に通じる道路における車両通行の制限(州軍警及びフォルタレーザ市警の検問所を設置)。
 
以上