当館管轄各州における新型コロナウイルス対策(バイア州、ペルナンブコ州、パライーバ州及びセアラ州更新)
令和2年7月13日
当館管内の以下7州における新型コロナウイルス感染者はバイア州を中心に引き続き増加しています。こうした状況を受けて、各州及び州都では、不要不急の外出抑制、商業施設の営業休止、学校の休校、マスク着用等、種々の社会的隔離策が実施され、各州とも規制を厳格化してきましたが、今般、6州で段階的な規制緩和を開始しています。
7月13日現在における各州(州都)の主な措置は以下の通りです。これらの措置は、感染状況により随時変更される可能性がありますので、在留邦人の皆様におかれては地元の報道等にご注意ください(赤文字が今回追加・更新箇所です)。
1 バイア州(7月31日まで)
(1)ショッピングセンター等の商業施設、スポーツジム、映画館、動物園、飲食店(デリバリーを除くレストラン及びバー等)及び博物館等の閉鎖。
(2)スーパーマーケット、薬局、銀行等の必須業務は営業。
(3)50名以上が集まる各種イベント等の禁止。
(4)大学等の教育機関の閉鎖。
(5)一部公共交通機関の停止(特に他州からの長距離バスの発着は引き続き停止中)。旅客船舶は旅客定員の2分の1で運行可能だが、週末は運行停止で一部の航路は全面運航停止。州内の旅客バスの運行は停止(現在、417市の内、385市で実施)。
(6)外出時及び勤務中のマスク着用の義務化(違反者には1,000レアルの罰金)。
(7)サルバドール市における各種規制。
ア ショッピングセンター自体は閉鎖継続中も、市の交通当局の許可を取得すれば、12時から20時までドライブスルー方式(注文と決済はネット上で行い、利用客は降車せずに商品を受け取る)で営業は可。
イ 現在、同市で活動を再開している職種は、スーパーマーケット、薬局、銀行等の必須業務の他、自動車販売(オートバイ、自転車を含む)、洗濯屋、建築事務所、電気器具店、エステサロン、歯医者、土木建築、眼鏡店及びプロサッカーチームのトレーニング。売り場面積200m2以上の販売店については建築資材、健康器具、自動車部品、パン屋、肉屋及びペットショップ。
ウ 通行制限及び厳格な拡散防止措置の実施地区。
●ベイル地区、サンクリストボン地区、ペルナンブエ地区、カブーラ地区、ファゼンダコウトス地区、コウトス地区、セントロ地区、レズガテ地区、アマラリーナ地区及びリベルダーデ地区。
・毎日午前7時から午後7時まで。
・同地区の住人又は同地区に勤務先がある者以外の車両による通行を禁止(検問所の設置)。
・徒歩による通行可。
・市内バス及びメトロ(郊外電車)は通常通り運行。
・スーパーマーケット、薬局、パン屋及び肉屋以外の商店は営業禁止。
(8)以下の市では保健医療関係者及び薬局の配達人以外の夜間の外出を禁止。
ア ジュアゼイロ(午後6時から午前5時まで:7月15日まで)。
イ イタペチンガ(午後7時から午前5時まで:7月19日まで)。
ウ イタベラーバ(午後6時から午前5時まで:7月16日まで)。
エ サルバドール大都市圏10市(カマサリ、カンデイアス、コンデ、ジアスダビラ、イタパリカ、ラウロデフレイタス、マドレデデウス、サンフランシスコドコンデ、サンセバスチオンドパッセ及びシモンエスフィーリョ:午後6時から午前5時まで:7月19日まで)。
オ 上記以外の44市(カショエイラ、カマム及びカンポフォルモーソ他:午後6時から午前5時まで:7月19日まで)。
(9)上記(8)オの内、アラゴイーニャ、アメリアホドリゲス及びアメリカドウラーダを含む22市における商業活動は必須業務のみ許可(午前5時から午後4時まで:7月19日まで)。
(10)州政府はアプアレマ、カラベラス及びコンセイソンドアルメイダを含む18市に対して独自の措置の実施を承認(商業活動は必須業務のみ許可:午前5時から午後5時まで:7月19日まで)。
(11)段階的規制緩和プランを発表(開始期日未定:内容は表を参照)。
2 セルジッペ州
(1)6月29日より規制緩和プランの第2段階を開始するも裁判所の判決指示により一旦中止。砂浜、海岸通り及び公園への立ち入りは当面禁止。ショッピングセンター等の商業施設、美容室、エステサロン、露店、スポーツジム、ホテル及び飲食店(デリバリーを除くレストラン及びバー等)は規制緩和プランに従い状況に応じて順次再開予定。以下のアからカは当面継続。
ア イベント、集会及び会議の禁止。
イ 大学等の教育機関、劇場、映画館、ナイトクラブ、スタジアム、コンサート会場等の閉鎖。
ウ 一部公共交通機関及び一部船舶運航等の停止。市内バスは立ち乗り禁止。
エ 外出時のマスク着用の義務化。
オ 違反者に対し注意、罰金及び強制閉鎖を科す。
カ 州内各市は独自の判断で通行制限、駐車禁止、検疫所設置及びロックダウン等の措置強化又は措置緩和が可能。
(2)段階的規制緩和プラン。
ア 第1段階:赤(実施中)
スーパーマーケット、薬局、銀行等の必須業務の他、自動車ディーラー、不動産関係、小売店(家電、情報・通信・音響映像機器、家具)及び建築事務所が営業。アラカジュ市のみ午前9時から午後4時までの時間制限あり。
イ 第2段階:橙(再開期日未定。アラカジュ市のみ午前9時から午後4時までの時間制限)
集中治療床の使用率70%以下の場合は以下の活動が再開可。
・広告関連及び旅行代理店等。
・開業医。
・商店(化粧品店、書店、文房具店)。
・観光会社。
・プロスポーツのトレーニング。
・美容室、エステサロン、宗教施設(収容定員30%)。※7月2日よりアラカジュ市、バッハドスコッケイロス市、サンクリストボン市及びソコーホ市では美容室及びエステサロンが定員50%で週3日(火・木・土)に限り営業、宗教施設は閉鎖を継続。
ウ 第3段階:黄(開始期日未定)
集中治療床の使用率60%以下の場合は以下の活動が再開可。
・行政機関(必要不可欠以外の業務、職員数50%)。
・商店(全面解除)。
・飲食店(定員50%以下)。
・ショッピングセンター等(定員50%以下)。
・宗教施設(収容定員50%)。
エ 第4段階:緑(開始期日未定)
集中治療床の使用率50%以下の場合は以下の活動が再開可。
・フィットネスクラブ等。
・行政機関(必要不可欠以外の業務、職員数100%)。
・コールセンター。
・スポーツクラブ等。
・砂浜、海岸通り及び公園への立ち入り禁止解除。
・飲食店(定員100%)。
・ショッピングセンター等(定員100%)。
・宗教施設(収容定員100%)。
3 アラゴアス州
(1)7月3日より、5段階規制緩和プランを開始、マセイオ市のみフェーズ2(橙)を実施、他市は7月18日までフェーズ1(赤)。以下のアからオは当面継続。
ア ショッピングセンター等の商業施設、スポーツジム、宗教施設、飲食店(デリバリーを除くレストラン及びバー等)及び博物館等の閉鎖。
イ 砂浜、海岸通りの歩道往来の禁止(警察が監視)。
ウ 大学等の教育機関の閉鎖。
エ 長距離バスの運行停止、市内バスの立ち乗り禁止(マセイオ市を除く)。
※マセイオ市は市内バスの大きさによって14人から20人以内に人数を制限し立ち乗りを許可(7月2日まで)。
オ 外出時のマスク着用の義務化等の基本的な感染予防対策。
(2)段階的規制緩和プラン。
ア フェーズ1:赤
・スーパーマーケット、薬局、銀行等の必須業務のみ営業。
イ フェーズ2:橙
・商店(店舗面積400m2まで)。
・宗教施設(収容定員30%)。
・美容室等(従業員定員50%以下、予約制)。
ウ フェーズ3:黄
・ショッピングセンター及び飲食店等(定員50%以下)。
・宗教施設(収容定員60%)。
・州内バス運行(稼働50%)。
・観光業・観光送迎(稼働50%)。
エ フェーズ4:青
・映画館、劇場及び博物館等(収容定員33%)。
・フィットネスクラブ等(稼働50%)。
・飲食店(定員75%以下)。
・宗教施設(収容定員75%)。
・州内バス運行(稼働75%)。
・観光業・観光送迎(稼働70%)。
オ フェーズ5:緑
・全面解除。
4 ペルナンブコ州
(1)6月20日より砂浜、公園及び遊歩道におけるジョギング及び散歩等の個人で行う運動を解禁。砂浜の解禁は、レシフェ市及びレシフェ大都市圏の各市のみが対象で、1箇所に長く留まることや海水浴及び飲食は禁止。但し、イポジュカ市は観光地であるポルトデガリーニャ海岸の海水浴を許可。
(2)6月21日よりサイクリングロードを解禁。
(3)6月22日より建設現場、小売店(営業時間は9時から18時まで)、ショッピングセンター(営業時間は12時から20時まで、定員30%)、宗教施設(施設の規模に応じて人数制限)が再開。
(4)7月13日より大学及び大学生対象の職業訓練校の授業再開を許可。その他の教育機関及び博物館等は引き続き閉鎖。単独で行うスポーツを許可(スポーツクラブ、砂浜、公園、河川及び海等)。外出時のマスク着用の義務化、社会的距離の確保、手指の消毒の徹底、新型コロナウイルス感染者と接触のあった者は症状の有無に関わらず14日間の自宅隔離等の感染防止のための基本的な措置は継続。
(5)6月1日より段階的規制緩和プランを実施中。地域毎にプランの進行程度は異なり、7月13日現在、レシフェ大都市圏内及びマッタ地方はフェーズ3.1、その他の地域(アグレステ地方、セルトン地方、サンフランシスコ渓谷・アラリペ地方)はフェーズ4.4。
ア 第4段階(感染安定期)
(ア)フェーズ4.1(6月1日より)
・建築資材の小売り店(通常営業。但し感染防止規則に従うこと)。
・卸小売業及び小売り業(ショッピングセンター内の店舗を含む)はデリバリーのみ営業可。
(イ)フェーズ4.2(6月8日より)
・建設現場(作業員50%まで)。
・卸売業(通常営業。但し感染防止規則に従うこと。レシフェ大都市圏は9時から18時まで)。
・商店(売り場面積200m2まで)、ショッピングセンター等の店舗及びフードコート(デリバリー及び駐車場内でのドライブスルー)。但しレシフェ大都市圏は12時から18時まで。
・6月10日より病院、歯科医及び獣医(利用客1名ずつ、予約制で利用客の列は不可、1回ごとに消毒)。
(ウ)フェーズ4.3(6月15日より)
・美容室及びエステティックサロン等(利用客1名ずつ、予約制で利用客の列は不可、1回ごとに消毒)。
・小売店(売り場面積200m2まで。感染防止規則に従うこと)。
・自動車販売店及びレンタカー店(通常営業。但し感染防止規則に従うこと)。
・プロサッカーチームの練習解禁。
(エ)フェーズ4.4(6月22日より)
・建設現場及び小売り業(9時から18時まで)。
・ショッピングセンター(営業時間は12時から20時まで、定員30%)。
・宗教施設(施設の規模に応じて人数制限)。
イ 第3段階(感染減少期)
(ア)フェーズ3.1(地域に応じて実施中)
・露天市場、既製服産業。
・サッカー試合解禁(無観客)。
(イ)フェーズ3.2(開始期日未定)
・公共サービス及び弁護士事務所等(職員数3分の1で再開可)。
・プール及びテニスコート等(選手同士の身体的接触がないスポーツ)。
・飲食店(利用客定員50%まで)。
(ウ)フェーズ3.3(開始期日未定)
・公共サービス及び弁護士事務所等(職員数50%に制限)。
・小売店(通常営業。但し感染防止規則に従うこと)。
ウ 第2段階(集団感染の発生ゼロ)
(ア)フェーズ2.1(開始期日未定)
・アスレチッククラブ等(感染防止規則に従うこと)。
・弁護士事務所等(職員数100%)。
(イ)フェーズ2.2(開始期日未定)
・博物館、映画館及び劇場(観客定員3分の1)。
・公共サービス(職員数100%)。
エ 第1段階(州内感染ゼロ)
(ア)フェーズ1.1(開始期日未定)
・イベント以外はすべて解禁。
(イ)フェーズ1.2(開始期日未定)
・規制の全面解除(感染防止規則は継続)。
5 パライーバ州
(1)スーパーマーケット、薬局、銀行等の必須業務の他、州営バスターミナル及び州内の旅客バス、ショッピングセンター等の商業施設及び商店等(但し、デリバリー及びドライブスルー方式)、理髪店及び美容室等(予約制、利用客1名ずつ)、コールセンター、レンタカー店、宗教施設(収容定員30%)、アスリートの訓練施設の営業又は活動が開始されており、6月15日より社会隔離率、感染拡大率、死亡率及び病床使用率を基準とした4段階規制緩和プランを実施。同プランは赤旗、橙旗、黄旗及び緑旗と4段階の旗色に各市を分け、州政府は15日毎に各市を個別に評価し旗色を決定する(但し、評価の受け入れは各市の判断に委ねる)。
大学等の教育機関及び博物館等は引き続き閉鎖、外出時のマスク着用の義務化は継続。
(2)段階的規制緩和プラン。
ア 赤旗又は橙旗(6月15日より)※赤旗と橙旗の制限分野は同じだが、許容人数が異なる。
・スーパーマーケット、薬局、銀行、運送、自動車工場等の必須業務のみ営業可。
イ 黄旗(7月13日より)
・上記アに加え、ショッピングセンター、露天商、サービス業全般、サッカー教室の再開。
ウ 緑旗(7月27日より)
・全面解除。
(3)7月13日よりジョアンペソア市では以下を再開。
ア 商店(9時から15時まで、10m2につき利用客1人)。
イ ショッピングセンター(12時から20時まで、10m2につき利用客1人、フードコートはデリバリー・ドライブスルーに限定)。
ウ 海岸通りにおけるジョギング及び散歩等の個人で行う運動(5時から8時まで、砂浜への立入り及び遊泳は禁止)。
6 リオグランデドノルテ州
(1)7月1日より、社会的距離の保持、アルコール消毒液の設置及びマスク着用等の種々の衛生規則の遵守を前提に4段階規制緩和プランを開始、以下の業種を解禁。フェーズ1は2部構成、フェーズ2以降の詳細は未定。スーパーマーケット、薬局、銀行等の必須業務は引続き営業。ナタル市は独自の規制緩和プランを7月7日より実施し、以下フェーズ1の第2部を再開。
(2)段階的規制緩和プラン(現時点でフェーズ1のみ)。
ア 第1部(7月1日より継続中)
・情報・通信システム、宣伝会社、デザイン会社等。
・美容室等。
・道路に面した商店(店舗面積300m2まで):文房具店、キヨスク、空調機販売店、自転車販売店、衣料品店、小間物店。
イ 第2部(開始期日未定)
・飲食店(店舗面積300m2までのレストラン及びフードトラック。但し酒類は不可)。
・道路に面した商店(店舗面積600m2まで):家具、家電、マットレス、デパート等(ショッピングセンター内の店舗を除く)、旅行代理店、靴、玩具、スポーツ用品、銃砲、釣り具、楽器、音響映像機器、電子情報機器、通信機器、時計・貴金属等、民芸品、アクセサリー、化粧品。
(3)以下のアからクの措置は継続。
ア ショッピングセンター等及び博物館等の閉鎖。
イ 100名以上が集まるイベント等の禁止。
ウ 大学等の教育機関の閉鎖。
エ 外出時のマスク着用の義務化。営業許可のある法人に対する従業員へのマスク支給の義務化。マンション及びアパートビル内の公共スペース、エレベーター内でのマスク着用の義務化(違反者には5,000から50,000レアルの罰金)。
オ 新型コロナウイルス関連のフェイクニュース発出の罰則化。
カ 砂浜及び海岸への立ち入りの自粛要請(立ち入り禁止については各市の判断で実施)。
キ 各市の判断による人や車両の制限の実施。
ク 禁止又は義務事項に違反した者は以下の罰金が科される。
(ア)50レアル
・スーパーマーケット等の営業を許可された商業施設内に家族等同伴での入店。
(イ)150レアル
・感染すると重症化の可能性がある高齢者及び持病のある者の外出。
(ウ)2,000レアル
・医療施設等の新型コロナウイルス検査結果の衛生当局への報告義務(報告義務違反1件につき罰金が科される)。
7 セアラ州
(1)感染状況等を考慮しつつ、6月1日より建築や健康関連(眼鏡、美容室等)分野を皮切りに、5段階(フェーズ0から4)で産業・商業活動を再開。経済活動の100%再開は7月20日を予定。
(2)イベント等の禁止、社会的距離確保の義務、外出時のマスク着用の義務等衛生面での規則は継続。一部公共交通機関も運休中。博物館及び大学等の教育機関の再開は7月20日を予定。
(3)7月13日よりプロサッカーリーグの試合解禁(フォルタレーザ大都市圏限定、無観客)。
(4)段階的規制緩和措置(7月13日現在)。
ア フォルタレーザ市
フェーズ3を実施中。飲食店、フードコート及び海の家等砂浜の飲食店は日中だけの営業(9時から16時、席数は50%減)。海岸通り、砂浜、公道、公園及び遊歩道でのジョギング等の個人スポーツは引続き許可(自宅から半径2km内、運動具を他人と共同使用すること等は禁止)。
イ フォルタレーザ大都市圏の18市及び内陸25市はフェーズ2を実施中。
ウ 中央セルトン地方、北部海浜・ジャグアリベ地方はフェーズ1を実施中。
エ ノルテ地方及びカリリ地方はフェーズ0を継続中。
(5)ジュアゼイロドノルテ市、イグアツ市、クラト市、バルバリャ市及びブレジョサント市においては以下の規制強化措置を継続中。
ア 公共及び民間の施設、広場に人が集まることを禁止。
イ 新型コロナウイルス陽性又は症状のある者は、自宅又は指定医療機関から出てはならない(違反者は刑法第268条で罰せられる場合がある)。
ウ 必要不可欠な外出以外の禁止(ケイタリング対応の飲食店等の従業員、病人の付添人、配達業及び法的に許可された業務に従事する者を除く)。
エ タクシー等の営業車、救急車等の医療機関の車両、警察車両、トラック等の運送用車両以外の通行の禁止。
オ 市内に通じる道路における車両通行の制限。
(6)各フェーズの内容は表を参照。
以上
7月13日現在における各州(州都)の主な措置は以下の通りです。これらの措置は、感染状況により随時変更される可能性がありますので、在留邦人の皆様におかれては地元の報道等にご注意ください(赤文字が今回追加・更新箇所です)。
1 バイア州(7月31日まで)
(1)ショッピングセンター等の商業施設、スポーツジム、映画館、動物園、飲食店(デリバリーを除くレストラン及びバー等)及び博物館等の閉鎖。
(2)スーパーマーケット、薬局、銀行等の必須業務は営業。
(3)50名以上が集まる各種イベント等の禁止。
(4)大学等の教育機関の閉鎖。
(5)一部公共交通機関の停止(特に他州からの長距離バスの発着は引き続き停止中)。旅客船舶は旅客定員の2分の1で運行可能だが、週末は運行停止で一部の航路は全面運航停止。州内の旅客バスの運行は停止(現在、417市の内、385市で実施)。
(6)外出時及び勤務中のマスク着用の義務化(違反者には1,000レアルの罰金)。
(7)サルバドール市における各種規制。
ア ショッピングセンター自体は閉鎖継続中も、市の交通当局の許可を取得すれば、12時から20時までドライブスルー方式(注文と決済はネット上で行い、利用客は降車せずに商品を受け取る)で営業は可。
イ 現在、同市で活動を再開している職種は、スーパーマーケット、薬局、銀行等の必須業務の他、自動車販売(オートバイ、自転車を含む)、洗濯屋、建築事務所、電気器具店、エステサロン、歯医者、土木建築、眼鏡店及びプロサッカーチームのトレーニング。売り場面積200m2以上の販売店については建築資材、健康器具、自動車部品、パン屋、肉屋及びペットショップ。
ウ 通行制限及び厳格な拡散防止措置の実施地区。
●ベイル地区、サンクリストボン地区、ペルナンブエ地区、カブーラ地区、ファゼンダコウトス地区、コウトス地区、セントロ地区、レズガテ地区、アマラリーナ地区及びリベルダーデ地区。
・毎日午前7時から午後7時まで。
・同地区の住人又は同地区に勤務先がある者以外の車両による通行を禁止(検問所の設置)。
・徒歩による通行可。
・市内バス及びメトロ(郊外電車)は通常通り運行。
・スーパーマーケット、薬局、パン屋及び肉屋以外の商店は営業禁止。
(8)以下の市では保健医療関係者及び薬局の配達人以外の夜間の外出を禁止。
ア ジュアゼイロ(午後6時から午前5時まで:7月15日まで)。
イ イタペチンガ(午後7時から午前5時まで:7月19日まで)。
ウ イタベラーバ(午後6時から午前5時まで:7月16日まで)。
エ サルバドール大都市圏10市(カマサリ、カンデイアス、コンデ、ジアスダビラ、イタパリカ、ラウロデフレイタス、マドレデデウス、サンフランシスコドコンデ、サンセバスチオンドパッセ及びシモンエスフィーリョ:午後6時から午前5時まで:7月19日まで)。
オ 上記以外の44市(カショエイラ、カマム及びカンポフォルモーソ他:午後6時から午前5時まで:7月19日まで)。
(9)上記(8)オの内、アラゴイーニャ、アメリアホドリゲス及びアメリカドウラーダを含む22市における商業活動は必須業務のみ許可(午前5時から午後4時まで:7月19日まで)。
(10)州政府はアプアレマ、カラベラス及びコンセイソンドアルメイダを含む18市に対して独自の措置の実施を承認(商業活動は必須業務のみ許可:午前5時から午後5時まで:7月19日まで)。
(11)段階的規制緩和プランを発表(開始期日未定:内容は表を参照)。
2 セルジッペ州
(1)6月29日より規制緩和プランの第2段階を開始するも裁判所の判決指示により一旦中止。砂浜、海岸通り及び公園への立ち入りは当面禁止。ショッピングセンター等の商業施設、美容室、エステサロン、露店、スポーツジム、ホテル及び飲食店(デリバリーを除くレストラン及びバー等)は規制緩和プランに従い状況に応じて順次再開予定。以下のアからカは当面継続。
ア イベント、集会及び会議の禁止。
イ 大学等の教育機関、劇場、映画館、ナイトクラブ、スタジアム、コンサート会場等の閉鎖。
ウ 一部公共交通機関及び一部船舶運航等の停止。市内バスは立ち乗り禁止。
エ 外出時のマスク着用の義務化。
オ 違反者に対し注意、罰金及び強制閉鎖を科す。
カ 州内各市は独自の判断で通行制限、駐車禁止、検疫所設置及びロックダウン等の措置強化又は措置緩和が可能。
(2)段階的規制緩和プラン。
ア 第1段階:赤(実施中)
スーパーマーケット、薬局、銀行等の必須業務の他、自動車ディーラー、不動産関係、小売店(家電、情報・通信・音響映像機器、家具)及び建築事務所が営業。アラカジュ市のみ午前9時から午後4時までの時間制限あり。
イ 第2段階:橙(再開期日未定。アラカジュ市のみ午前9時から午後4時までの時間制限)
集中治療床の使用率70%以下の場合は以下の活動が再開可。
・広告関連及び旅行代理店等。
・開業医。
・商店(化粧品店、書店、文房具店)。
・観光会社。
・プロスポーツのトレーニング。
・美容室、エステサロン、宗教施設(収容定員30%)。※7月2日よりアラカジュ市、バッハドスコッケイロス市、サンクリストボン市及びソコーホ市では美容室及びエステサロンが定員50%で週3日(火・木・土)に限り営業、宗教施設は閉鎖を継続。
ウ 第3段階:黄(開始期日未定)
集中治療床の使用率60%以下の場合は以下の活動が再開可。
・行政機関(必要不可欠以外の業務、職員数50%)。
・商店(全面解除)。
・飲食店(定員50%以下)。
・ショッピングセンター等(定員50%以下)。
・宗教施設(収容定員50%)。
エ 第4段階:緑(開始期日未定)
集中治療床の使用率50%以下の場合は以下の活動が再開可。
・フィットネスクラブ等。
・行政機関(必要不可欠以外の業務、職員数100%)。
・コールセンター。
・スポーツクラブ等。
・砂浜、海岸通り及び公園への立ち入り禁止解除。
・飲食店(定員100%)。
・ショッピングセンター等(定員100%)。
・宗教施設(収容定員100%)。
3 アラゴアス州
(1)7月3日より、5段階規制緩和プランを開始、マセイオ市のみフェーズ2(橙)を実施、他市は7月18日までフェーズ1(赤)。以下のアからオは当面継続。
ア ショッピングセンター等の商業施設、スポーツジム、宗教施設、飲食店(デリバリーを除くレストラン及びバー等)及び博物館等の閉鎖。
イ 砂浜、海岸通りの歩道往来の禁止(警察が監視)。
ウ 大学等の教育機関の閉鎖。
エ 長距離バスの運行停止、市内バスの立ち乗り禁止(マセイオ市を除く)。
※マセイオ市は市内バスの大きさによって14人から20人以内に人数を制限し立ち乗りを許可(7月2日まで)。
オ 外出時のマスク着用の義務化等の基本的な感染予防対策。
(2)段階的規制緩和プラン。
ア フェーズ1:赤
・スーパーマーケット、薬局、銀行等の必須業務のみ営業。
イ フェーズ2:橙
・商店(店舗面積400m2まで)。
・宗教施設(収容定員30%)。
・美容室等(従業員定員50%以下、予約制)。
ウ フェーズ3:黄
・ショッピングセンター及び飲食店等(定員50%以下)。
・宗教施設(収容定員60%)。
・州内バス運行(稼働50%)。
・観光業・観光送迎(稼働50%)。
エ フェーズ4:青
・映画館、劇場及び博物館等(収容定員33%)。
・フィットネスクラブ等(稼働50%)。
・飲食店(定員75%以下)。
・宗教施設(収容定員75%)。
・州内バス運行(稼働75%)。
・観光業・観光送迎(稼働70%)。
オ フェーズ5:緑
・全面解除。
4 ペルナンブコ州
(1)6月20日より砂浜、公園及び遊歩道におけるジョギング及び散歩等の個人で行う運動を解禁。砂浜の解禁は、レシフェ市及びレシフェ大都市圏の各市のみが対象で、1箇所に長く留まることや海水浴及び飲食は禁止。但し、イポジュカ市は観光地であるポルトデガリーニャ海岸の海水浴を許可。
(2)6月21日よりサイクリングロードを解禁。
(3)6月22日より建設現場、小売店(営業時間は9時から18時まで)、ショッピングセンター(営業時間は12時から20時まで、定員30%)、宗教施設(施設の規模に応じて人数制限)が再開。
(4)7月13日より大学及び大学生対象の職業訓練校の授業再開を許可。その他の教育機関及び博物館等は引き続き閉鎖。単独で行うスポーツを許可(スポーツクラブ、砂浜、公園、河川及び海等)。外出時のマスク着用の義務化、社会的距離の確保、手指の消毒の徹底、新型コロナウイルス感染者と接触のあった者は症状の有無に関わらず14日間の自宅隔離等の感染防止のための基本的な措置は継続。
(5)6月1日より段階的規制緩和プランを実施中。地域毎にプランの進行程度は異なり、7月13日現在、レシフェ大都市圏内及びマッタ地方はフェーズ3.1、その他の地域(アグレステ地方、セルトン地方、サンフランシスコ渓谷・アラリペ地方)はフェーズ4.4。
ア 第4段階(感染安定期)
(ア)フェーズ4.1(6月1日より)
・建築資材の小売り店(通常営業。但し感染防止規則に従うこと)。
・卸小売業及び小売り業(ショッピングセンター内の店舗を含む)はデリバリーのみ営業可。
(イ)フェーズ4.2(6月8日より)
・建設現場(作業員50%まで)。
・卸売業(通常営業。但し感染防止規則に従うこと。レシフェ大都市圏は9時から18時まで)。
・商店(売り場面積200m2まで)、ショッピングセンター等の店舗及びフードコート(デリバリー及び駐車場内でのドライブスルー)。但しレシフェ大都市圏は12時から18時まで。
・6月10日より病院、歯科医及び獣医(利用客1名ずつ、予約制で利用客の列は不可、1回ごとに消毒)。
(ウ)フェーズ4.3(6月15日より)
・美容室及びエステティックサロン等(利用客1名ずつ、予約制で利用客の列は不可、1回ごとに消毒)。
・小売店(売り場面積200m2まで。感染防止規則に従うこと)。
・自動車販売店及びレンタカー店(通常営業。但し感染防止規則に従うこと)。
・プロサッカーチームの練習解禁。
(エ)フェーズ4.4(6月22日より)
・建設現場及び小売り業(9時から18時まで)。
・ショッピングセンター(営業時間は12時から20時まで、定員30%)。
・宗教施設(施設の規模に応じて人数制限)。
イ 第3段階(感染減少期)
(ア)フェーズ3.1(地域に応じて実施中)
・露天市場、既製服産業。
・サッカー試合解禁(無観客)。
(イ)フェーズ3.2(開始期日未定)
・公共サービス及び弁護士事務所等(職員数3分の1で再開可)。
・プール及びテニスコート等(選手同士の身体的接触がないスポーツ)。
・飲食店(利用客定員50%まで)。
(ウ)フェーズ3.3(開始期日未定)
・公共サービス及び弁護士事務所等(職員数50%に制限)。
・小売店(通常営業。但し感染防止規則に従うこと)。
ウ 第2段階(集団感染の発生ゼロ)
(ア)フェーズ2.1(開始期日未定)
・アスレチッククラブ等(感染防止規則に従うこと)。
・弁護士事務所等(職員数100%)。
(イ)フェーズ2.2(開始期日未定)
・博物館、映画館及び劇場(観客定員3分の1)。
・公共サービス(職員数100%)。
エ 第1段階(州内感染ゼロ)
(ア)フェーズ1.1(開始期日未定)
・イベント以外はすべて解禁。
(イ)フェーズ1.2(開始期日未定)
・規制の全面解除(感染防止規則は継続)。
5 パライーバ州
(1)スーパーマーケット、薬局、銀行等の必須業務の他、州営バスターミナル及び州内の旅客バス、ショッピングセンター等の商業施設及び商店等(但し、デリバリー及びドライブスルー方式)、理髪店及び美容室等(予約制、利用客1名ずつ)、コールセンター、レンタカー店、宗教施設(収容定員30%)、アスリートの訓練施設の営業又は活動が開始されており、6月15日より社会隔離率、感染拡大率、死亡率及び病床使用率を基準とした4段階規制緩和プランを実施。同プランは赤旗、橙旗、黄旗及び緑旗と4段階の旗色に各市を分け、州政府は15日毎に各市を個別に評価し旗色を決定する(但し、評価の受け入れは各市の判断に委ねる)。
大学等の教育機関及び博物館等は引き続き閉鎖、外出時のマスク着用の義務化は継続。
(2)段階的規制緩和プラン。
ア 赤旗又は橙旗(6月15日より)※赤旗と橙旗の制限分野は同じだが、許容人数が異なる。
・スーパーマーケット、薬局、銀行、運送、自動車工場等の必須業務のみ営業可。
イ 黄旗(7月13日より)
・上記アに加え、ショッピングセンター、露天商、サービス業全般、サッカー教室の再開。
ウ 緑旗(7月27日より)
・全面解除。
(3)7月13日よりジョアンペソア市では以下を再開。
ア 商店(9時から15時まで、10m2につき利用客1人)。
イ ショッピングセンター(12時から20時まで、10m2につき利用客1人、フードコートはデリバリー・ドライブスルーに限定)。
ウ 海岸通りにおけるジョギング及び散歩等の個人で行う運動(5時から8時まで、砂浜への立入り及び遊泳は禁止)。
6 リオグランデドノルテ州
(1)7月1日より、社会的距離の保持、アルコール消毒液の設置及びマスク着用等の種々の衛生規則の遵守を前提に4段階規制緩和プランを開始、以下の業種を解禁。フェーズ1は2部構成、フェーズ2以降の詳細は未定。スーパーマーケット、薬局、銀行等の必須業務は引続き営業。ナタル市は独自の規制緩和プランを7月7日より実施し、以下フェーズ1の第2部を再開。
(2)段階的規制緩和プラン(現時点でフェーズ1のみ)。
ア 第1部(7月1日より継続中)
・情報・通信システム、宣伝会社、デザイン会社等。
・美容室等。
・道路に面した商店(店舗面積300m2まで):文房具店、キヨスク、空調機販売店、自転車販売店、衣料品店、小間物店。
イ 第2部(開始期日未定)
・飲食店(店舗面積300m2までのレストラン及びフードトラック。但し酒類は不可)。
・道路に面した商店(店舗面積600m2まで):家具、家電、マットレス、デパート等(ショッピングセンター内の店舗を除く)、旅行代理店、靴、玩具、スポーツ用品、銃砲、釣り具、楽器、音響映像機器、電子情報機器、通信機器、時計・貴金属等、民芸品、アクセサリー、化粧品。
(3)以下のアからクの措置は継続。
ア ショッピングセンター等及び博物館等の閉鎖。
イ 100名以上が集まるイベント等の禁止。
ウ 大学等の教育機関の閉鎖。
エ 外出時のマスク着用の義務化。営業許可のある法人に対する従業員へのマスク支給の義務化。マンション及びアパートビル内の公共スペース、エレベーター内でのマスク着用の義務化(違反者には5,000から50,000レアルの罰金)。
オ 新型コロナウイルス関連のフェイクニュース発出の罰則化。
カ 砂浜及び海岸への立ち入りの自粛要請(立ち入り禁止については各市の判断で実施)。
キ 各市の判断による人や車両の制限の実施。
ク 禁止又は義務事項に違反した者は以下の罰金が科される。
(ア)50レアル
・スーパーマーケット等の営業を許可された商業施設内に家族等同伴での入店。
(イ)150レアル
・感染すると重症化の可能性がある高齢者及び持病のある者の外出。
(ウ)2,000レアル
・医療施設等の新型コロナウイルス検査結果の衛生当局への報告義務(報告義務違反1件につき罰金が科される)。
7 セアラ州
(1)感染状況等を考慮しつつ、6月1日より建築や健康関連(眼鏡、美容室等)分野を皮切りに、5段階(フェーズ0から4)で産業・商業活動を再開。経済活動の100%再開は7月20日を予定。
(2)イベント等の禁止、社会的距離確保の義務、外出時のマスク着用の義務等衛生面での規則は継続。一部公共交通機関も運休中。博物館及び大学等の教育機関の再開は7月20日を予定。
(3)7月13日よりプロサッカーリーグの試合解禁(フォルタレーザ大都市圏限定、無観客)。
(4)段階的規制緩和措置(7月13日現在)。
ア フォルタレーザ市
フェーズ3を実施中。飲食店、フードコート及び海の家等砂浜の飲食店は日中だけの営業(9時から16時、席数は50%減)。海岸通り、砂浜、公道、公園及び遊歩道でのジョギング等の個人スポーツは引続き許可(自宅から半径2km内、運動具を他人と共同使用すること等は禁止)。
イ フォルタレーザ大都市圏の18市及び内陸25市はフェーズ2を実施中。
ウ 中央セルトン地方、北部海浜・ジャグアリベ地方はフェーズ1を実施中。
エ ノルテ地方及びカリリ地方はフェーズ0を継続中。
(5)ジュアゼイロドノルテ市、イグアツ市、クラト市、バルバリャ市及びブレジョサント市においては以下の規制強化措置を継続中。
ア 公共及び民間の施設、広場に人が集まることを禁止。
イ 新型コロナウイルス陽性又は症状のある者は、自宅又は指定医療機関から出てはならない(違反者は刑法第268条で罰せられる場合がある)。
ウ 必要不可欠な外出以外の禁止(ケイタリング対応の飲食店等の従業員、病人の付添人、配達業及び法的に許可された業務に従事する者を除く)。
エ タクシー等の営業車、救急車等の医療機関の車両、警察車両、トラック等の運送用車両以外の通行の禁止。
オ 市内に通じる道路における車両通行の制限。
(6)各フェーズの内容は表を参照。
以上