当館管轄各州における新型コロナウイルス対策(バイア州およびパライーバ州更新)
令和3年3月29日
当館管内ではペルナンブコ州及びセアラ州を筆頭に地域の感染状況に応じた段階的な規制緩和(段階的な経済再開活動)を進めてきましたが、昨年末からの感染者の急増等により、管内全州で夜間の外出禁止や必要不可欠な活動を除く活動禁止等の措置を実施する等再び規制を強化し、各州ともマスク着用や社会的距離確保等、種々の社会的隔離策は継続しています。
管内各州は、国家衛生監督庁(ANVISA)が1月17日に緊急使用を承認した、新型コロナウイルスワクチン「コロナバック」(中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物技術)が開発)及び英アストラゼネカが開発した新型コロナウイルスワクチンの2種類を医療従事者、高齢者及び先住民等を優先に接種を実施中です。なお、現時点においては一般向けの接種開始は未定です。
3月29日現在、各州(州都)の主な措置は以下の通りです。これらの措置は、感染状況により随時変更される可能性がありますので、在留邦人の皆様におかれては地元の報道等にご注意ください(赤文字が今回追加・更新箇所です)。
1 バイア州
(1)州全域を対象に18時から翌5時まで一般人の外出禁止を4月5日まで延長。サルバドール市と同市周辺7市及びジョアゼイロ市とセニョールドボンフィン市を含む両市周辺22市では4月5日まで以下の規制強化を継続し、必要不可欠な経済・社会活動以外は禁止、アルコール飲料の販売も禁止。また、南西部のブルマド市と周辺20市ではアルコール飲料の販売が禁止となる。なお、サルバドール市周辺に位置するイタパリカ市、ベラクルス市、マドレデデウス市、ポジュカ市及びマッタデサンジョアン市は下記規制強化の対象外となるが、17時以降は必要不可欠な経済・社会活動以外は禁止。
ア ショッピングセンター、商店街(食料品店を除く)、飲食店及びコンビニ等の営業禁止(デリバリーのみ可)。州行政サービス等の対面手続き停止。市内バス及びメトロの運行は19時から翌5時まで運休。水上交通(フェリーボート等)は20時30分から翌5時まで運休(但し、3月27日及び28日は全面運休)。また、必須業務ではあるが、スーパーマーケット及び量販店は食料品及び清掃用品以外の販売は禁止、薬局も医薬品以外の販売は禁止。
イ 如何なる種類の行事及びイベントの開催の禁止。緊急性の無い手術の禁止。アマチュアスポーツの団体競技の禁止。
ウ 食料品店及びパン店は20時まで営業可。飲食店等はデリバリーのみで24時まで営業可。宗教施設は定員30%まで収容可。
エ 州内路線バス及びタクシー等は通常運行。
(2)州全域を対象に以下の社会的隔離策を継続(但し、上記(1)の措置により一部制限あり)。
ア スポーツジム、映画館、動物園、飲食店(デリバリーを除くレストラン及びバー等)及び博物館等の閉鎖。
イ スーパーマーケット、薬局、銀行等の必須業務は引き続き営業。
ウ 200名以上が集まる各種イベント等の禁止(但し、卒業式及び結婚式を除き、パーティー及びコンサート等は参加者数に関係なく当面禁止)。
エ 州立学校は3月15日よりオンライン授業のみで再開予定。2020年及び2021年の学年度を統合し、授業は本年12月29日まで1,500時限となり、第1段階はオンライン授業のみ、第2段階はオンラインと対面授業の併用、第3段階で対面授業の完全再開となる予定。
オ 旅客船舶は旅客定員の2分の1で運行可能、週末は運行停止で一部の航路は全面運航停止。
カ 外出時及び勤務中のマスク着用の義務化(違反者には1,000レアルの罰金)。
(3)長距離バス(州外及び州内)は乗客定員50%で運行中。
(4)サルバドール市は感染状況の悪化により、3月29日から4月5日までスーパーマーケット、パン屋、肉屋、薬局等、銀行、宝くじ売り場、必要不可欠な公共サービス、デリバリー及びテイクアウト、病院等の医療施設、医療機器販売、獣医及びペットショップ、ガソリンスタンド、コールセンター、郵便局及び運送関係、葬儀屋、民間登録所、工業以外の経済活動を禁止する。また、以下の対策も継続する(但し、上記(1)の措置により一部制限あり)。
ア 映画館、劇場、コンサートホール及びコールセンターの閉鎖。
イ 社交クラブ等の閉鎖。
ウ 屋内外における大音響設備の使用禁止。
エ リベルダーデ地区の公営市場の閉鎖。
オ イタプアン地区及びリオベルメーリョ地区では以下の措置を継続。
(ア)金曜日から日曜日の17時から翌7時まで路上及び公共の広場等におけるアルコール飲料の販売及び消費の禁止。
(イ)飲食店等の店内及び店先と周辺における立ち飲み及び立ち食いの禁止。
(ウ)公園及び広場の閉鎖。
(エ)2月24日から当面の間、全ての海水浴場を閉鎖し砂浜への立ち入りを禁止。
(5)段階的規制緩和プランの基本的な内容は表を参照。
2 セルジッペ州
(1)感染者数の増加により、州全域を対象に、3月12日から実施中の規制措置を更に強化し、3月31日まで継続。
ア 月曜日から木曜日は20時から翌5時まで、金曜日から日曜日は18時から翌5時まで以下を実施。
(ア)一般人及び車両の不要不急の外出・通行を禁止。
(イ)必要不可欠な経済活動以外は禁止。
(ウ)飲食店等はデリバリー形式のみで営業可。
イ 商業活動の営業時間はスーパーマーケットが19時まで、他は18時まで(但し、金曜日から日曜日は全ての商業活動が17時まで)。
ウ 3月27日及び28日は以下を実施。
(ア)砂浜・海岸、公園及び広場への立ち入り禁止。
(イ)遊園地等の閉鎖。
(ウ)アマチュアスポーツ団体競技の禁止。
エ 引き続き3月31日まで以下の規制を継続。
(ア)飲食店等は定員30%。
(イ)フィットネスクラブ及び美容院等は定員30%。
(ウ)イベント等の開催は全面禁止。
(エ)22時から翌5時までアルコール飲料の販売は禁止。
(オ)宗教施設は定員30%で18時まで。但し、3月27日及び28日は閉鎖。
(カ)行政機関は必要不可欠な業種のみ機能。
(2)大学等の教育機関の対面授業は、公立・私立の大学が授業及び実習以外の活動は禁止、公立・私立の中学校・高校は4月5日まで閉鎖、託児所・幼稚園及び小学校については規制の対象外。
(3)感染防止対策としてアからオの規制を継続中。
ア 劇場、映画館、ナイトクラブ、スタジアム、コンサート会場等は地域により閉鎖。
イ 一部公共交通機関及び一部船舶運航等の停止。市内バスは立ち乗り禁止。
ウ 外出時のマスク着用の義務化。
エ 違反者に対し注意、罰金及び強制閉鎖を科す。
オ 州内各市は独自の判断で通行制限、駐車禁止、検疫所設置及びロックダウン等の措置強化又は措置緩和が可能。
(4)アラカジュ市において、商業全般がセントロ地区で9時から17時まで、その他の地区では10時から18時まで営業可。
(5)段階的規制緩和プランの基本的な内容は表を参照。
3 アラゴアス州
(1)州全体が5段階規制緩和プランのフェーズ3(黄)を実施していたが、感染の再拡大により規制を強化。3月8日0時より3月16日23時59分まで、5段階規制緩和プランの初期段階に戻り、セルトン地方及びアグレステ地方はフェーズ1(赤)、それ以外の地方(州都マセイオ市を含む)ではフェーズ2(橙)に戻したが、感染状況の更なる悪化により、州全域を対象に3月19日から4月2日までの間、以下の措置を実施。
ア 21時から翌5時まで一般人の不要不急の外出を禁止。
イ 州内の各市を結ぶ路線バスを運休。
ウ 土・日曜日は海岸・砂浜・湖の立ち入り禁止及び海岸通りの歩行者の通行を禁止。
エ 宗教施設は収容定員30%。
オ 商業関係は以下の通り。
(ア)各市の中心街は9時から17時まで営業可。但し、土・日・月曜日は終日閉鎖。その他の地域は10時から18時まで営業可。但し、土・日・月曜日は終日閉鎖。ショッピングセンターは11時から20時まで営業可。但し、土・日・火曜日は終日閉鎖。
(イ)フィットネスクラブ等は定員30%(但し、60歳以上及び身体障害者は入場禁止)。
(ウ)美容室等は従業員定員50%以下、予約制。
(エ)飲食店等はデリバリー及びテイクアウトのみで営業可。
(オ)建築資材店、防火用具店及び布地販売店は土・日曜日は閉鎖。
(2)段階的規制緩和プランの基本的な内容は表を参照。
4 ペルナンブコ州
(1)州全域を対象に3月18日より継続中の新型コロナウイルス感染拡大防止の強化措置を3月31日まで延長する旨発表した。また、現在禁止されている経済・社会活動が4月1日からは週日(月曜日から金曜日)は10時から20時まで、土・日曜日は9時から17時まで許可され、砂浜・海岸への立ち入りは1人で行うスポーツを行う場合にのみ許可、教育機関における対面授業については公立・私立ともに4月5日から再開となる予定。
(2)活動が禁止されている活動
ア 飲食店(但し、デリバリー及びテイクアウトのみで営業可)。
イ ショッピングセンター(同上)。
ウ 商店街、メガネ店、映画館・劇場、フィットネスクラブ、美容院等、既製服卸売センター、靴屋、電気店・家庭電化製品販売店及び家庭用品店(但し、デリバリー形式で営業可)。
エ 公立及び私立の大学以下全ての学校、社交・スポーツクラブ等、スポーツ(競技及び練習)、宗教・親睦行事等、宗教施設の利用(事務及びオンライン儀式を除く)。
オ 砂浜・海岸及び公園等の立ち入り。
(3)必要不可欠として許可されている活動
スーパーマーケット、パン店等、薬局、ガソリンスタンド、ペットショップ、病院及び診療所等、銀行、宝くじ売り場、公共交通機関、工業関係、卸売業、火力発電所、建設関係、建築資材店、通信機材店、農業資材・機械販売店、自動車関係(修理工場及びディーラー等)。
(4)社会的距離の保持、マスク使用の義務、手指等の消毒及び3密(密閉、密集、密接)を避ける等の対策は継続中。
(5)段階的規制緩和プランの基本的な内容は表を参照。
5 パライーバ州
(1)4段階規制緩和プランを実施中(同プランは赤旗、橙旗、黄旗及び緑旗と4段階の旗色に各市を分け、州政府は15日毎に各市を個別に評価し旗色を決定。但し、評価の受け入れは各市が判断)。3月22日現在、赤旗15市、橙旗205市、黄旗3市及び緑旗該当なし。
(2)感染者の急増等により、3月27日から4月4日まで赤旗及び橙旗の市を対象に、以下アからエの規制強化を実施(橙旗に該当する州都ジョアンペソア市では、3月27日より、市内の砂浜・海岸で2人までで行うスポーツを16時まで許可するが海に入るのは終日禁止)。
ア 22時から翌5時まで不要不急の外出を禁止。
イ 飲食店は21時30分までデリバリー及びテイクアウトのみで営業可(但し、ホテル等の宿泊施設内、空港内及び国道・州道のガソリンスタン併設店は対象外となるがアルコール飲料の提供は禁止)。
ウ 宗教施設におけるミサ等の祭事を禁止(オンライン放送は可)。
エ 州政府の行政機関は保健局、社会防衛局(治安当局)等の不可欠な機関を除いて休業。
オ サッカー競技場等のスポーツ施設及び州政府運営の公園等の閉鎖。
カ 州都ジョアンペソア大都市圏内のカベデロ市とパライーバ川の対岸にあるルセナ市を結ぶフェリーボートの運行停止。
キ 公立・私立の教育機関における対面授業の禁止。
ク 上記に違反した商業施設に対し最高5万レアルの罰金が科される。
(3)3月27日から4月4日の期間に活動が許可される業種
工業、病院等の医療機関、薬局薬店、卸売業、獣医・ペットショップ、ガソリンスタンド等の燃料販売、食品取扱業(スーパーマーケット、量販店、青空市場、コンビニ、魚屋及び肉屋等。但し、イートインは禁止。)、保健衛生用品等の販売、銀行、葬儀屋、エレベーター及び冷房設備等のメンテナンス業、コールセンター、警備関係、公衆衛生・電機・通信関係、自動車部品・コンピューター部品・農業用品・眼鏡販売等(但し、デリバリー形式で営業可)、ソーシャルワーク等、害虫等の駆除、マスコミ、派遣会社、食品・薬品の卸売り、交通機関、ホテル等の宿泊施設、弁護士・会計士
(4)段階的規制緩和プランの基本的な内容は表を参照。
6 リオ・グランデ・ド・ノルテ州
(1)社会的距離の保持、アルコール消毒液の設置及びマスク着用等の種々の衛生規則の遵守を前提に段階的規制緩和プランを実施してきたが、感染の再拡大により、州全域を対象に、3月20日から4月2日までの間、一般人の外出禁止(20時~翌6時まで(前回から時間帯拡張。必要不可欠な業務の従事者は除く))、以下の経済活動等以外は接客及び対面応対を禁止。また、飲食店はデリバリー及びテイクアウトのみ許可、商品販売はデリバリー形式で対応、宗教施設は定員20名まで可能、全ての教育機関はオンライン授業のみ許可(対面授業は禁止)。なお、ナタル市は海水浴場及び砂浜の立ち入りを当面禁止。
● 食品販売(スーパーマーケット、パン屋及び露天市場等)、薬局等(医療器具販売)、病院、クリニック等の保健衛生関係、獣医院(ペットショップを含む)、ガソリンスタンド、銀行及び保険業、郵便局・運送関係、通信関係(電話及びインターネット等)、洗濯屋、葬儀屋、家庭電化製品(修理及びレンタル等)、必要不可欠な行政サービス、マスコミ関係、法律関係(弁護士事務所等)、自動車関係(修理工場及びレンタカー他)、農業機械関係、建設関係(工事及び資材販売等)、工業関係、不動産関係、警備会社、エレベーター関係、ホテル等の宿泊施設、旅客輸送、害虫駆除、職業斡旋。
(2)以下のアからキの措置を継続中。
ア 外出時のマスク着用の義務化。営業許可のある法人に対する従業員へのマスク支給の義務化。マンション及びアパートビル内の公共スペース、エレベーター内でのマスク着用の義務化(違反者には5,000から50,000レアルの罰金)。
イ 新型コロナウイルス関連のフェイクニュース発出の罰則化。
ウ 各市の判断による人や車両の制限の実施。
エ 禁止又は義務事項に違反した者は以下の罰金が科される。
(ア)50レアル
スーパーマーケット等の営業を許可された商業施設内に家族等同伴での入店。
(イ)150レアル
感染すると重症化の可能性がある高齢者及び持病のある者の外出。
(ウ)2,000レアル
医療施設等の新型コロナウイルス検査結果の衛生当局への報告義務(報告義務違反1件につき罰金が科される)。
(3)段階的規制緩和プランの基本的な内容は表を参照。
7 セアラ州
(1)5段階(フェーズ0から4)による規制緩和措置を実施し、州全域が最終段階のフェーズ4に到達していたが、感染者数の急増により、2月27日から実施している規制措置を更に強化し、3月13日から21日までの間、州都フォルタレーザ市を含む州全域で、以下の措置を実施。
ア 一般人の不要不急以外の外出を終日禁止。
イ 各道路には衛生検問所を設置。
ウ スーパーマーケット及び薬局等の必要不可欠な経済活動以外を制限(ショッピングセンター、商店街及び飲食店等はデリバリーでのみ営業可)。
エ 宗教施設は集団によるミサ等は禁止で個人対応のみ可。
オ 活動が禁止されている業種
ショッピングセンターは基本的に閉鎖(但し、内部に店舗を構えるスーパーマーケット、薬局及び健康器具専門店は営業可、また、フードコートを含む全ての飲食店はデリバリーでのみ営業可)、映画館、文化センター、劇場及び博物館等、展覧会等、フィットネスクラブ等、教育機関(託児所及び保育園(0から3歳児)等の対面対応が不可欠な施設以外はオンライン授業のみ可)、海の家及びプール、パーティー等、公共スペースにおける個人・集団によるスポーツ全般(但し、プロスポーツは無観客開催のみ可)。ホテル等の宿泊施設は新規チェックイン不可。
カ 活動が許可されている業種
スーパーマーケット、パン店(但し、イートインは不可)、コンビニ(但し、イートインは不可)、デパートの食品売場、商店及び飲食店はデリバリーでのみ営業可、ドライブスルー全般、銀行、郵便局、ガソリンスタンド、病院、診療所及び病理検査所等の医療機関、獣医院、水道・ガス・電気・通信関係、宝くじ売り場、ペットショップ、洗濯屋、葬儀屋、マスコミ、コールセンター、運送関係、工業、建設、自動車修理工場、建設資材店、警備会社、エレベーターのメンテナンス会社、人材派遣会社、流通センター、流通センター内のレストラン及び修理工場、空港のフードコート、ホテル内の飲食店(但し、宿泊客のみ利用可)、宗教施設(個人対応のみ可、複数人による儀式等は不可)。
(2)社会的距離確保の義務、外出時のマスク着用の義務(違反者には、個人:100レアル又は300レアル、法人:最高1,001レアルの罰金)等衛生面での規則を継続中。一部公共交通機関も運休中。
(3)段階的規制緩和プランの基本的な内容は表を参照。
以上
管内各州は、国家衛生監督庁(ANVISA)が1月17日に緊急使用を承認した、新型コロナウイルスワクチン「コロナバック」(中国のシノバック・バイオテック(科興控股生物技術)が開発)及び英アストラゼネカが開発した新型コロナウイルスワクチンの2種類を医療従事者、高齢者及び先住民等を優先に接種を実施中です。なお、現時点においては一般向けの接種開始は未定です。
3月29日現在、各州(州都)の主な措置は以下の通りです。これらの措置は、感染状況により随時変更される可能性がありますので、在留邦人の皆様におかれては地元の報道等にご注意ください(赤文字が今回追加・更新箇所です)。
1 バイア州
(1)州全域を対象に18時から翌5時まで一般人の外出禁止を4月5日まで延長。サルバドール市と同市周辺7市及びジョアゼイロ市とセニョールドボンフィン市を含む両市周辺22市では4月5日まで以下の規制強化を継続し、必要不可欠な経済・社会活動以外は禁止、アルコール飲料の販売も禁止。また、南西部のブルマド市と周辺20市ではアルコール飲料の販売が禁止となる。なお、サルバドール市周辺に位置するイタパリカ市、ベラクルス市、マドレデデウス市、ポジュカ市及びマッタデサンジョアン市は下記規制強化の対象外となるが、17時以降は必要不可欠な経済・社会活動以外は禁止。
ア ショッピングセンター、商店街(食料品店を除く)、飲食店及びコンビニ等の営業禁止(デリバリーのみ可)。州行政サービス等の対面手続き停止。市内バス及びメトロの運行は19時から翌5時まで運休。水上交通(フェリーボート等)は20時30分から翌5時まで運休(但し、3月27日及び28日は全面運休)。また、必須業務ではあるが、スーパーマーケット及び量販店は食料品及び清掃用品以外の販売は禁止、薬局も医薬品以外の販売は禁止。
イ 如何なる種類の行事及びイベントの開催の禁止。緊急性の無い手術の禁止。アマチュアスポーツの団体競技の禁止。
ウ 食料品店及びパン店は20時まで営業可。飲食店等はデリバリーのみで24時まで営業可。宗教施設は定員30%まで収容可。
エ 州内路線バス及びタクシー等は通常運行。
(2)州全域を対象に以下の社会的隔離策を継続(但し、上記(1)の措置により一部制限あり)。
ア スポーツジム、映画館、動物園、飲食店(デリバリーを除くレストラン及びバー等)及び博物館等の閉鎖。
イ スーパーマーケット、薬局、銀行等の必須業務は引き続き営業。
ウ 200名以上が集まる各種イベント等の禁止(但し、卒業式及び結婚式を除き、パーティー及びコンサート等は参加者数に関係なく当面禁止)。
エ 州立学校は3月15日よりオンライン授業のみで再開予定。2020年及び2021年の学年度を統合し、授業は本年12月29日まで1,500時限となり、第1段階はオンライン授業のみ、第2段階はオンラインと対面授業の併用、第3段階で対面授業の完全再開となる予定。
オ 旅客船舶は旅客定員の2分の1で運行可能、週末は運行停止で一部の航路は全面運航停止。
カ 外出時及び勤務中のマスク着用の義務化(違反者には1,000レアルの罰金)。
(3)長距離バス(州外及び州内)は乗客定員50%で運行中。
(4)サルバドール市は感染状況の悪化により、3月29日から4月5日までスーパーマーケット、パン屋、肉屋、薬局等、銀行、宝くじ売り場、必要不可欠な公共サービス、デリバリー及びテイクアウト、病院等の医療施設、医療機器販売、獣医及びペットショップ、ガソリンスタンド、コールセンター、郵便局及び運送関係、葬儀屋、民間登録所、工業以外の経済活動を禁止する。また、以下の対策も継続する(但し、上記(1)の措置により一部制限あり)。
ア 映画館、劇場、コンサートホール及びコールセンターの閉鎖。
イ 社交クラブ等の閉鎖。
ウ 屋内外における大音響設備の使用禁止。
エ リベルダーデ地区の公営市場の閉鎖。
オ イタプアン地区及びリオベルメーリョ地区では以下の措置を継続。
(ア)金曜日から日曜日の17時から翌7時まで路上及び公共の広場等におけるアルコール飲料の販売及び消費の禁止。
(イ)飲食店等の店内及び店先と周辺における立ち飲み及び立ち食いの禁止。
(ウ)公園及び広場の閉鎖。
(エ)2月24日から当面の間、全ての海水浴場を閉鎖し砂浜への立ち入りを禁止。
(5)段階的規制緩和プランの基本的な内容は表を参照。
2 セルジッペ州
(1)感染者数の増加により、州全域を対象に、3月12日から実施中の規制措置を更に強化し、3月31日まで継続。
ア 月曜日から木曜日は20時から翌5時まで、金曜日から日曜日は18時から翌5時まで以下を実施。
(ア)一般人及び車両の不要不急の外出・通行を禁止。
(イ)必要不可欠な経済活動以外は禁止。
(ウ)飲食店等はデリバリー形式のみで営業可。
イ 商業活動の営業時間はスーパーマーケットが19時まで、他は18時まで(但し、金曜日から日曜日は全ての商業活動が17時まで)。
ウ 3月27日及び28日は以下を実施。
(ア)砂浜・海岸、公園及び広場への立ち入り禁止。
(イ)遊園地等の閉鎖。
(ウ)アマチュアスポーツ団体競技の禁止。
エ 引き続き3月31日まで以下の規制を継続。
(ア)飲食店等は定員30%。
(イ)フィットネスクラブ及び美容院等は定員30%。
(ウ)イベント等の開催は全面禁止。
(エ)22時から翌5時までアルコール飲料の販売は禁止。
(オ)宗教施設は定員30%で18時まで。但し、3月27日及び28日は閉鎖。
(カ)行政機関は必要不可欠な業種のみ機能。
(2)大学等の教育機関の対面授業は、公立・私立の大学が授業及び実習以外の活動は禁止、公立・私立の中学校・高校は4月5日まで閉鎖、託児所・幼稚園及び小学校については規制の対象外。
(3)感染防止対策としてアからオの規制を継続中。
ア 劇場、映画館、ナイトクラブ、スタジアム、コンサート会場等は地域により閉鎖。
イ 一部公共交通機関及び一部船舶運航等の停止。市内バスは立ち乗り禁止。
ウ 外出時のマスク着用の義務化。
エ 違反者に対し注意、罰金及び強制閉鎖を科す。
オ 州内各市は独自の判断で通行制限、駐車禁止、検疫所設置及びロックダウン等の措置強化又は措置緩和が可能。
(4)アラカジュ市において、商業全般がセントロ地区で9時から17時まで、その他の地区では10時から18時まで営業可。
(5)段階的規制緩和プランの基本的な内容は表を参照。
3 アラゴアス州
(1)州全体が5段階規制緩和プランのフェーズ3(黄)を実施していたが、感染の再拡大により規制を強化。3月8日0時より3月16日23時59分まで、5段階規制緩和プランの初期段階に戻り、セルトン地方及びアグレステ地方はフェーズ1(赤)、それ以外の地方(州都マセイオ市を含む)ではフェーズ2(橙)に戻したが、感染状況の更なる悪化により、州全域を対象に3月19日から4月2日までの間、以下の措置を実施。
ア 21時から翌5時まで一般人の不要不急の外出を禁止。
イ 州内の各市を結ぶ路線バスを運休。
ウ 土・日曜日は海岸・砂浜・湖の立ち入り禁止及び海岸通りの歩行者の通行を禁止。
エ 宗教施設は収容定員30%。
オ 商業関係は以下の通り。
(ア)各市の中心街は9時から17時まで営業可。但し、土・日・月曜日は終日閉鎖。その他の地域は10時から18時まで営業可。但し、土・日・月曜日は終日閉鎖。ショッピングセンターは11時から20時まで営業可。但し、土・日・火曜日は終日閉鎖。
(イ)フィットネスクラブ等は定員30%(但し、60歳以上及び身体障害者は入場禁止)。
(ウ)美容室等は従業員定員50%以下、予約制。
(エ)飲食店等はデリバリー及びテイクアウトのみで営業可。
(オ)建築資材店、防火用具店及び布地販売店は土・日曜日は閉鎖。
(2)段階的規制緩和プランの基本的な内容は表を参照。
4 ペルナンブコ州
(1)州全域を対象に3月18日より継続中の新型コロナウイルス感染拡大防止の強化措置を3月31日まで延長する旨発表した。また、現在禁止されている経済・社会活動が4月1日からは週日(月曜日から金曜日)は10時から20時まで、土・日曜日は9時から17時まで許可され、砂浜・海岸への立ち入りは1人で行うスポーツを行う場合にのみ許可、教育機関における対面授業については公立・私立ともに4月5日から再開となる予定。
(2)活動が禁止されている活動
ア 飲食店(但し、デリバリー及びテイクアウトのみで営業可)。
イ ショッピングセンター(同上)。
ウ 商店街、メガネ店、映画館・劇場、フィットネスクラブ、美容院等、既製服卸売センター、靴屋、電気店・家庭電化製品販売店及び家庭用品店(但し、デリバリー形式で営業可)。
エ 公立及び私立の大学以下全ての学校、社交・スポーツクラブ等、スポーツ(競技及び練習)、宗教・親睦行事等、宗教施設の利用(事務及びオンライン儀式を除く)。
オ 砂浜・海岸及び公園等の立ち入り。
(3)必要不可欠として許可されている活動
スーパーマーケット、パン店等、薬局、ガソリンスタンド、ペットショップ、病院及び診療所等、銀行、宝くじ売り場、公共交通機関、工業関係、卸売業、火力発電所、建設関係、建築資材店、通信機材店、農業資材・機械販売店、自動車関係(修理工場及びディーラー等)。
(4)社会的距離の保持、マスク使用の義務、手指等の消毒及び3密(密閉、密集、密接)を避ける等の対策は継続中。
(5)段階的規制緩和プランの基本的な内容は表を参照。
5 パライーバ州
(1)4段階規制緩和プランを実施中(同プランは赤旗、橙旗、黄旗及び緑旗と4段階の旗色に各市を分け、州政府は15日毎に各市を個別に評価し旗色を決定。但し、評価の受け入れは各市が判断)。3月22日現在、赤旗15市、橙旗205市、黄旗3市及び緑旗該当なし。
(2)感染者の急増等により、3月27日から4月4日まで赤旗及び橙旗の市を対象に、以下アからエの規制強化を実施(橙旗に該当する州都ジョアンペソア市では、3月27日より、市内の砂浜・海岸で2人までで行うスポーツを16時まで許可するが海に入るのは終日禁止)。
ア 22時から翌5時まで不要不急の外出を禁止。
イ 飲食店は21時30分までデリバリー及びテイクアウトのみで営業可(但し、ホテル等の宿泊施設内、空港内及び国道・州道のガソリンスタン併設店は対象外となるがアルコール飲料の提供は禁止)。
ウ 宗教施設におけるミサ等の祭事を禁止(オンライン放送は可)。
エ 州政府の行政機関は保健局、社会防衛局(治安当局)等の不可欠な機関を除いて休業。
オ サッカー競技場等のスポーツ施設及び州政府運営の公園等の閉鎖。
カ 州都ジョアンペソア大都市圏内のカベデロ市とパライーバ川の対岸にあるルセナ市を結ぶフェリーボートの運行停止。
キ 公立・私立の教育機関における対面授業の禁止。
ク 上記に違反した商業施設に対し最高5万レアルの罰金が科される。
(3)3月27日から4月4日の期間に活動が許可される業種
工業、病院等の医療機関、薬局薬店、卸売業、獣医・ペットショップ、ガソリンスタンド等の燃料販売、食品取扱業(スーパーマーケット、量販店、青空市場、コンビニ、魚屋及び肉屋等。但し、イートインは禁止。)、保健衛生用品等の販売、銀行、葬儀屋、エレベーター及び冷房設備等のメンテナンス業、コールセンター、警備関係、公衆衛生・電機・通信関係、自動車部品・コンピューター部品・農業用品・眼鏡販売等(但し、デリバリー形式で営業可)、ソーシャルワーク等、害虫等の駆除、マスコミ、派遣会社、食品・薬品の卸売り、交通機関、ホテル等の宿泊施設、弁護士・会計士
(4)段階的規制緩和プランの基本的な内容は表を参照。
6 リオ・グランデ・ド・ノルテ州
(1)社会的距離の保持、アルコール消毒液の設置及びマスク着用等の種々の衛生規則の遵守を前提に段階的規制緩和プランを実施してきたが、感染の再拡大により、州全域を対象に、3月20日から4月2日までの間、一般人の外出禁止(20時~翌6時まで(前回から時間帯拡張。必要不可欠な業務の従事者は除く))、以下の経済活動等以外は接客及び対面応対を禁止。また、飲食店はデリバリー及びテイクアウトのみ許可、商品販売はデリバリー形式で対応、宗教施設は定員20名まで可能、全ての教育機関はオンライン授業のみ許可(対面授業は禁止)。なお、ナタル市は海水浴場及び砂浜の立ち入りを当面禁止。
● 食品販売(スーパーマーケット、パン屋及び露天市場等)、薬局等(医療器具販売)、病院、クリニック等の保健衛生関係、獣医院(ペットショップを含む)、ガソリンスタンド、銀行及び保険業、郵便局・運送関係、通信関係(電話及びインターネット等)、洗濯屋、葬儀屋、家庭電化製品(修理及びレンタル等)、必要不可欠な行政サービス、マスコミ関係、法律関係(弁護士事務所等)、自動車関係(修理工場及びレンタカー他)、農業機械関係、建設関係(工事及び資材販売等)、工業関係、不動産関係、警備会社、エレベーター関係、ホテル等の宿泊施設、旅客輸送、害虫駆除、職業斡旋。
(2)以下のアからキの措置を継続中。
ア 外出時のマスク着用の義務化。営業許可のある法人に対する従業員へのマスク支給の義務化。マンション及びアパートビル内の公共スペース、エレベーター内でのマスク着用の義務化(違反者には5,000から50,000レアルの罰金)。
イ 新型コロナウイルス関連のフェイクニュース発出の罰則化。
ウ 各市の判断による人や車両の制限の実施。
エ 禁止又は義務事項に違反した者は以下の罰金が科される。
(ア)50レアル
スーパーマーケット等の営業を許可された商業施設内に家族等同伴での入店。
(イ)150レアル
感染すると重症化の可能性がある高齢者及び持病のある者の外出。
(ウ)2,000レアル
医療施設等の新型コロナウイルス検査結果の衛生当局への報告義務(報告義務違反1件につき罰金が科される)。
(3)段階的規制緩和プランの基本的な内容は表を参照。
7 セアラ州
(1)5段階(フェーズ0から4)による規制緩和措置を実施し、州全域が最終段階のフェーズ4に到達していたが、感染者数の急増により、2月27日から実施している規制措置を更に強化し、3月13日から21日までの間、州都フォルタレーザ市を含む州全域で、以下の措置を実施。
ア 一般人の不要不急以外の外出を終日禁止。
イ 各道路には衛生検問所を設置。
ウ スーパーマーケット及び薬局等の必要不可欠な経済活動以外を制限(ショッピングセンター、商店街及び飲食店等はデリバリーでのみ営業可)。
エ 宗教施設は集団によるミサ等は禁止で個人対応のみ可。
オ 活動が禁止されている業種
ショッピングセンターは基本的に閉鎖(但し、内部に店舗を構えるスーパーマーケット、薬局及び健康器具専門店は営業可、また、フードコートを含む全ての飲食店はデリバリーでのみ営業可)、映画館、文化センター、劇場及び博物館等、展覧会等、フィットネスクラブ等、教育機関(託児所及び保育園(0から3歳児)等の対面対応が不可欠な施設以外はオンライン授業のみ可)、海の家及びプール、パーティー等、公共スペースにおける個人・集団によるスポーツ全般(但し、プロスポーツは無観客開催のみ可)。ホテル等の宿泊施設は新規チェックイン不可。
カ 活動が許可されている業種
スーパーマーケット、パン店(但し、イートインは不可)、コンビニ(但し、イートインは不可)、デパートの食品売場、商店及び飲食店はデリバリーでのみ営業可、ドライブスルー全般、銀行、郵便局、ガソリンスタンド、病院、診療所及び病理検査所等の医療機関、獣医院、水道・ガス・電気・通信関係、宝くじ売り場、ペットショップ、洗濯屋、葬儀屋、マスコミ、コールセンター、運送関係、工業、建設、自動車修理工場、建設資材店、警備会社、エレベーターのメンテナンス会社、人材派遣会社、流通センター、流通センター内のレストラン及び修理工場、空港のフードコート、ホテル内の飲食店(但し、宿泊客のみ利用可)、宗教施設(個人対応のみ可、複数人による儀式等は不可)。
(2)社会的距離確保の義務、外出時のマスク着用の義務(違反者には、個人:100レアル又は300レアル、法人:最高1,001レアルの罰金)等衛生面での規則を継続中。一部公共交通機関も運休中。
(3)段階的規制緩和プランの基本的な内容は表を参照。
以上