総領事挨拶
令和3年1月1日

昨年は、目に見えないウイルスのために、人々の生活に大きな変化を強いる一年でしたが、そのような中で、皆様方から、総領事館の活動に対し、一方ならぬご協力を頂いたことに、改めて感謝申し上げます。
さて、私は昨年8月末に着任以来、目で見て、また直接お話を伺うことを通じて、ここ北東部をよく知りたいと考えてきました。しかし、新型コロナウイルスの影響で出張等ができず、また、楽しみにしていた各地の日本祭等もほぼすべてが通常開催できなくなり、直接皆様とお会いする機会もなかなか持つことができませんでした。
一方、オンラインで会議やイベントが増えたことにより、インターネットを通じて、物理的に遠くの皆様ともお話することができ、各地の事情等に触れる機会が多々あったことが前向きな側面でした。また、日系社会に関しては、各種オンラインイベントの開催にあたって、北東部の日系団体間での協力が進んでいることを実感いたしました。
本年いつ状況が変わるかは見通せませんが、昨年の経験を生かせば、いろいろな形で日本と北東部との協力を進めていくことは十分可能であり、更に経済面、文化面等で新しい形での協力を拡大させる余地はまだまだ幾らでもあると考えています。そのために、総領事館は今後も皆様と手を携えて努力する所存ですので、どのようなことでも結構ですので、何かございましたら、いつでも当館までご連絡ください。
人類がウイルスに打ち勝って、皆様とも直接お会いする日が近く来ることを期待すると共に、皆様にとって、本年が本当に良い年となることをお祈りいたします。
令和3年1月1日
在レシフェ日本国総領事館
総領事 佐野 浩明
在レシフェ日本国総領事館
総領事 佐野 浩明